リフォーム施工例

【秦野市】古くなった増築部分を解体し、暮らしにちょうどいいサイズへ

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【秦野市】古くなった増築部分を解体し、暮らしにちょうどいいサイズへ

お客様のご要望

・以前増築した部分のつなぎ目からの雨漏りを改善したい
・今の暮らしにちょうどいい広さで、快適に過ごせる家にしたい
・光が入りにくい部屋の奥のダイニングキッチンに自然光を取り入れたい
・来客が多いため、家族と来客の動線を分けて使いやすくしたい
・普段はリビング・ダイニング・和室がひとつながりになる開放的な空間として使えるようにしたい
・中庭の屋根は、落ち葉が溜まりにくく、将来的なお手入れの負担を軽減したい

キッカケ

今回のリフォームは、以前に増築された部分のつなぎ目から雨漏りが発生したことがきっかけでした。
お客様は他社にもご相談されていたそうですが、「壊す部分と残す部分の取り合いが難しい」との理由で計画が進まなかったそうです。そんな中、弊社で家を建てられたご友人の紹介で、コラムホームにご相談いただきました。現地をしっかり確認したうえで「大丈夫です、できますよ」とお伝えし、安心してお任せいただけることになりました。こうして、増築部分を解体し、建物全体をより暮らしやすいサイズに整える計画がスタートしました。

提案ポイント

当初は、既存の増築部分をリフォームして減築することも検討しましたが、お打合せを重ねる中で、「これからの暮らしにちょうどいい住まい」を考えたとき、一度増築部分を解体して、必要な広さであらためて増築するほうが、より理想に近い快適な間取りや暮らしやすさを実現できると判断し、古い部分を解体する事になりました。
また、日当たりが気になるダイニングキッチンに自然の光が届くよう中庭を設け、その屋根の一部をくり抜くことで、やわらかな光が差し込む明るい空間になるよう設計しました。さらに、その中庭には縁側を設け、家内と屋外をゆるやかにつなぐ心地よい場所に仕上げています。
また、来客の多いご家庭でしたので、来客用と家族用の動線を分けつつ、可動式の間仕切りで暮らしのシーンに合わせてフレキシブルに空間を使い分けられるように工夫しました。
断熱材や窓には、新築同等の高性能なものを採用し、見た目だけでなく、夏も冬も快適に過ごせる省エネな住まいづくりをご提案しました。

お客様の声

以前増築した部分に雨漏れが出てきて、リフォームを考え始めました。他の会社では「壊す建物と残す建物の取り合いが難しい」と言われ、話が進まず…。そんな中、友人からコラムホームさんを紹介してもらいました。
たくさん施工例もあって、「ここなら安心してお願いできるかも」と思えたのが決め手でした。相談すると、「できますよ」と言っていただき、とても心強かったです。

提案で気に入ったのは、南側の屋根をくり抜いた設計です。光がたっぷり入って、とても明るく気持ちのいい空間になりました。また、もともと家にあった仏壇や和室の欄間など、大切にしていたものを丁寧に再利用していただきました。新しい空間の中に、なじみのある落ち着いた雰囲気が残っていて、本当に嬉しかったです。

コラムホームのスタッフさんは皆さん親しみやすくて、何でも気軽に相談できました。工事中は、現場監督さんをはじめ、大工さんや職人さんたちが本当に一生懸命作業してくださって、安心してお任せすることができました。

お気に入りは、広々としたパントリーと、キッチンの窓から見える季節のお花たちです。床暖房も冬はとても暖かくて、つけて本当によかったと思っています。西側の大きな窓からはお庭の緑がよく見えて、とても気持ちがいいです。ただ、時間帯によっては西日がまぶしいので、ひさしが必要かなと思っています。

  • 外観
    左側にあった増築部分は、当時の暮らしに合わせて広めに造られていましたが、現在の生活スタイルには合わず、使いづらさを感じるようになっていました。そこで一度解体し、今のご家族の暮らしにちょうどよくフィットする広さと間取りで、新たに増築し直しました。土台や大引き・柱には、地元・秦野産の桧(ひのき)を使っています。地元の木材を活用することで輸送によるCO₂排出を抑え、森林資源の循環利用にも貢献します。コラムホームはSDGsにも配慮しています
  • 秦野市 増築 一戸建て
    光を取り込めるように設けた中庭には、屋根の一部をくり抜いて採光を確保しています。ただ、屋根の高い位置に落ち葉がたまってしまうとお手入れが大変になるため、落ち葉が溜まりにくい屋根形状にすることで、日々のメンテナンスの負担を減らせるよう工夫しました。
  • 居間
    秦野市 増築 一戸建て
  • 秦野市 増築 リビング 和室
    居間と来客用の和室の間には、可動式の間仕切りを設けており、シーンに合わせて空間を自由に使い分けられるようにしています。普段は仕切りを開けて、居間から和室までつながる広々とした開放的な空間です。来客時や個室が必要なときには、間仕切りを閉めてプライベート空間を確保することができ、暮らしに合わせた柔軟な使い方ができる間取りです。
  • 秦野市 増築 リビング
    リビングには、TVの下の造作収納や上部の棚、そして仏間を一体で制作しました。もともとあった彫りの美しい欄間や細やかな障子の組子など、昔の家の良さを残したいというご希望から、それらの建具は丁寧に再利用し、新しい空間に馴染むよう仕上げています。
  • 秦野市 リビング仏壇
    仏間には、「膳引き(ぜんびき)」と呼ばれる引き出し式の仏具台も造作しました。こちらはガラス製の台を建具職人さんが制作したもので、お盆などの時期には仏具やお供え物を載せたりします。
  • 秦野市 増築 和室欄間
    リビングと和室の間の壁には、既存の家で使われていた美しい欄間(らんま)を再利用しました。昔ながらの職人技が光る組子を活かしつつ、欄間越しにやわらかな自然光が通り抜けるます。空間に奥行きが生まれ、和の趣を感じられる和モダンな仕上がりになりました。
  • 和室
    秦野市 増築 和室
    来客用の和室は真壁づくりで、昔ながらの木の風合いを感じられる落ち着いた空間です。広縁と中庭に面しているので自然光がたっぷり入り、日中は明るく開放感があります。さらに、和室には掘りごたつを設置しており、お客様も足を伸ばしてゆっくりくつろいでいただけるおもてなしの空間になりました。
  • 秦野市 増築 和室
    玄関から廊下を通って直接和室に入れる動線になっているので、来客時にもプライベートスペースを通らずにご案内でき、暮らしやすさとおもてなしの両立ができる間取りになっています。
  • 秦野市 増築 和室
  • 秦野市 増築 和室
    広縁には、足ざわりのやさしい秦野産の杉材を使った縁甲板を使用しています。地元の木を使うことで、ぬくもりのある空間をつくると同時に、地産地消や環境へのやさしさ(SDGs)にもつながっています。
  • 秦野市 増築 和室
  • 廊下
    秦野市 増築 リビング
  • 秦野市 増築 洗面コーナー
    廊下から和室へつながる動線上には、コンパクトな洗面スペースを設けました。お客様にも気軽に手を洗っていただけるように配慮しました。
  • トイレ
    秦野市 トイレリフォーム LIXILベーシア
    トイレは1.5帖のゆとりある広さです。手洗いカウンター付きなので、お子さまやご年配の方も無理なく手が洗える、やさしい設計です。
  • 中庭
    秦野市 増築 中庭 縁側
    中庭には、家の中と外をゆるやかにつなぐ縁側を設けました。あたたかな日差しが差し込むこの場所は、お庭を眺めながらほっと一息つけるくつろぎ空間です。気候のいい日には、ここでお茶を楽しんだり、風にあたりながら読書したり…自然を感じながら過ごすことができます。
  • 秦野市 増築 中庭の屋根
    中庭の屋根はくり抜いた設計になっていて、自然光がたっぷり降り注ぎます。

施工概要

所在地
秦野市
リフォーム箇所
外装・窓・リビング・洋室・和室・キッチン・トイレ・廊下・中庭
築年数
52年
建物種別
戸建
規模
増築部分 21坪
主な仕上げ
【屋根】セキノ興産 ガルバリウム鋼板 ダンネツトップ8-1 耐磨いぶし銀
【外壁】窯業系サイディング ニチハ フィーノ調パティMGホワイト
【窓】アルミ樹脂複合サッシ Low-E ペアガラス LIXIL サーモスⅡ-H
【キッチン】LIXIL システムキッチン ES
【洗面化粧台】LIXIL エスタ
【トイレ】LIXIL ベーシアシャワートイレ
【トイレ手洗い】LIXILキャパシア/セミフロートキャビネット
【内部建具】LIXIL ラシッサS クリエモカ
【床】朝日ウッドテック ライブナチュラルMSX3P ブラックウォルナット
工期
約7ヵ月
工事概算金額
1000万円~
担当者
  • 岩澤 賢太郎
    新築事業

    二級建築士

  • 加藤 洋介
    新築事業部 設計室主任

    インテリアコーディネーター

  • 伴 大地
    新築・リフォーム事業